新型コロナウイルス以降のニューノーマルと呼ばれる時代になって、お買い物の際にコストパフォーマンスを意識している人が増えてきていると感じます。
ファッションやインテリアでもユニクロやイケアなど、コスパが良いとされているものが大人気となっていますよね。
中古マンション・団地のリノベーションのために物件を探しているという方も、物件価格を抑えてその分リノベ費用にまわしたいからコスパの良い物件を見つけたいと考えていることが多いのではないでしょうか。
そこで、今回はコストパフォーマンスを意識した物件探しについてコラムにしてみました。
人生の大きな買い物になるマンション・団地ですが、コスパの良い物件を見つけるには、“自分にとってのコスパの良さ”というのをあらためて意識しておくと、思わぬ掘り出し物に出会えたりします。
では、相場より安く買えるのは例えばどういう条件があるでしょうか。
駅から遠い、バス便利用
駅から離れれば離れるほど、物件価格は安くなる傾向があります。
今までは駅から近いというのが当然良いこととされてきましたが、テレワークや時差通勤の普及もあって事情が変わってきました。
テレワークや時差通勤がある方にとって、駅から遠いことが良い条件になっている可能性があるのです。
駅から離れると、広くて安い部屋が買える。部屋が広くなると、在宅ワークのためのスペースも用意できる。自然が豊かだったり静かな環境になると、部屋の中で落ち着いて過ごすことができるでしょう。
また、駅から遠いとバス便が充実していることが多いです。
雨の日や荷物が多い時などは駅からそれなりに歩くぐらいなら、バスに乗って帰った方が楽で便利ということもあります。
坂の上にある、エレベーターがない
坂の上にあったり、古い団地や低層マンションなどでよくあるエレベーターがないというのも、安くなりやすい条件です。
でも近年、テレワーク普及により運動不足解消が重要視されていますが、坂や階段を登らないと部屋にたどり着けない物件だと、半ば強制的に運動ができます。
慣れるまではつらいかもですが、坂の上やエレベーターなしの階数が上の方に住んでいる人の方が、年老いても健脚の方が多い様子で、健康面でのメリットもあるようです。
築年数が古い
新しい方が高いという傾向は今でも根強いので、物件は古くなれば安くなります。
でも、古い物件には古いからゆえの良さがあったりもします。
新築だと住み始めるまでどんな人たちが集まってくるかわかりませんが、中古の場合は下見の際に住人の雰囲気や管理状態などが事前にチェックできます。
また、今でも考えられないような贅沢な敷地があったり、当時植えられた植栽が成長して敷地内がとても豊かな空間になっていたりしています。
建物を建てる際には当然良い土地から活用されていくので、古い物件ほど実は環境・地盤・立地などが良かったりすることも。
欧米などでは、下手な新築よりも管理や環境が良い築古の方が高くなっているケースもあります。
使い古された状態の部屋
中古マンション・団地を購入してリノベーションすることを前提にする場合は、一度室内を解体して作り変えるので本来は関係ないことなのですが、部屋がぼろぼろに使い古された状態だと与える印象のためか安くなる傾向があります。
部屋の状態があまりにもぼろぼろで、さらに上記の条件なども重なると、何か事件でもあったの??(実際の事故物件の場合には告知義務があります)と勘違いしてしまうほど相場よりも格安で売り出されることも。
しかし、リフォームやリノベーションされてあまり年月が経過していない部屋(ぱっと見でそのままでも住めそうな部屋)だと、その分価格が割高になってしまうので、部屋が徹底的に使い古されたような状態の方が中古マンション・団地のリノベーションを考えている方にとってはとてもお得な物件といえると思います。
安くなる条件を上手く活用できれば、“自分にとってのコスパの良さ”が見つけられると思います。
皆様の物件探しの参考になれば幸いです。
弊社では、主に神奈川(横浜・鎌倉・湘南)エリアでのリノベーション実績が豊富です。
物件探しや住み替えからのサポートもできますので、中古マンション・団地のリノベーションに興味のある方は、是非ご相談くださいませ。
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