新型コロナウイルス以降のニューノーマル 時代になり、テレワーク（リモート）による在宅勤務や時差通勤が普及したことで、一人暮らしから子育てファミリー層まで幅広く移住希望者が増加してますます大人気となっている湘南エリア。
そんな湘南の中でも特に最近になって、穴場として注目され人気が急上昇したのが、湘南モノレール沿線の裏鎌倉と呼ばれているエリアです。
日本にただ２つだけの懸垂式を採用、大船駅から湘南江ノ島駅間を最高速度75km/h、激しいアップダウンに、トンネル・カーブ・急勾配などアトラクション満載のコースを約14分で走っている湘南モノレール。
海沿いをのんびり走る江ノ電に対して、湘南モノレールは鎌倉の山の中を猛スピードで駆け抜けるジェットコースターのようで、好対照です。
裏鎌倉とは、そんな湘南モノレール沿線の湘南町屋駅〜西鎌倉の間のエリアのこと。
前回は湘南町屋〜湘南深沢周辺を紹介しました。
今回は鎌倉山〜西鎌倉の紹介となります。
湘南深沢と西鎌倉の間の高台に位置するのは、古くから著名人や芸能人の別荘地として重宝され、高級住宅地の多い鎌倉市の中でも別格の雰囲気をもつ「鎌倉山」です。（最寄駅がないため、アクセスは鎌倉駅または湘南深沢駅からバスとなります）
世間一般の「鎌倉＝別荘地」とか「鎌倉＝お屋敷街」のイメージは、この鎌倉山の雰囲気の影響が大きいのではないでしょうか。
広大な回遊式庭園があり、江戸時代建造の旧宅を移築改築した建物で蕎麦が食せる『らい亭』が有名ですが、他にも『草花屋苔丸』『ハウスオブポタリー』など豪邸にまぎれるように、個性豊かなお店が点在。
南側が七里ガ浜方面になるので海が眺められるビュースポットもあり、鎌倉三大緑地の一つである広大な保全森林「広町緑地」にも隣接しています。
バス停常盤口から鎌倉山バスロータリーまでの約３kmにわたる桜並木が見事で、「かながわ花の名所100選」にも選ばれており、春にはたくさんの観光客も訪れます。
西鎌倉駅周辺は、北側は西武グループが開発した「西鎌倉住宅地」と名付けられた高級住宅街で、『和菓子処 茶の子』などの人気店もあります。
山を大きく切り崩して造成工事が行われたので、「梶原山」や「鎌倉山」とはまた異なる雰囲気があります。
南側も「新鎌倉山住宅地」といわれる綺麗に整備された住宅街となっています。
また、駅からは少し歩きますが手広の東レ研究所前にあるケヤキ並木など地元民が楽しみにしている紅葉の隠れスポットもあります。
観光客が少なく落ち着いた雰囲気、鎌倉三大緑地（台峯緑地、常盤山緑地、広町緑地）と呼ばれる保護緑地があり自然が豊か、自転車またはバスで「鎌倉駅」方面や海岸方面にも比較的すぐにアクセスできる、事件・事故などが少なく治安も良好、各駅周辺にコンビニ・スーパー・ドラックストアなどがあり日常的な買い物に不便がないのもあって、現実的な「住みやすい鎌倉」として評判となっている裏鎌倉エリア。
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(2023年6月追記）